武道による青少年健全育成と生涯学習の実践を目指して

柔道

柔道とは

柔道の創始者、嘉納治五郎師範は

少年の頃から身体が弱く、なんとか強くなりたいと柔術を修行しました。

はじめに天神真楊流柔術を、そして起倒流柔術を学び、それぞれの奥義に 達しました。

さらには他の流派にも興味をもち、柔術の研究に打ち込みました。

そして柔術諸流の長所をとりいれ、そこに自らの創意と工夫を加えて 新たな技術体系を確立し、柔道を創始しました。

また、理論面でも柔術の「柔よく剛を制す」の柔の理から 「心身の力を最も有効に使用する」原理へと発展させ、その理論を組み立てました。



「精力善用」「自他共栄」

嘉納師範は柔道の原理を「精力善用」(自分の力を善いことに使おう) の標語で示し、これを柔道技術に一貫する原理であるとともに、社会生活すべてに於ても欠く ことのできない重要な原理であることを示しました。

そしてこれを実生活に生かすことによって、人間と社会の進歩と発展に 貢献すること、すなわち「自他共栄」(自分にも善くて、相手や周りにも善いことをして共に栄えよう) をその修行目的としなければならないと教えました。

主とするところは「術」ではなくこの原理と目的により自己完成をめざす 「道」であるとして、術から道へと名をあらため、柔道と名づけました。



一生懸命に努力を続ければ、目標に必ず達することが出来る。
目標を達成できないのは努力が足りないからで、更なる努力を重ねれば目標に達することが出来る。